副業・起業ブームで高額情報商材詐欺が増加
情報商材は、特定のスキルや知識を得るための教材として注目されていますが、「中身が薄い」「価値がない」と感じて後悔するケースも少なくありません。本記事では、情報商材を購入する前に確認すべき5つのポイントを紹介します。しっかりとチェックすることで、後悔のない選択ができるようになります。
1. 販売者の実績について、商品紹介ページ以外で検索
販売者の信頼性は、情報商材の価値を判断するうえで最も重要です。
確認するポイント：
- 経歴: 販売者がその分野でどのような実績を持っているのかを調査。具体性のない経歴や成功話には注意が必要です。
- 評判: 起業コミュニティメンバーのSNSやその講師のホームページから離れ、普通の検索エンジン（Google・Yahoo! など）でも、口コミを確認しましょう。
例：その講師・ビジネスモデルのキャッシュポイントが不明瞭
「月収100万円を達成」といった結果だけではなく、「どのようなプロセスでその結果を得たのか」も併せて明示すべきです。高額無形商材に課金する前には、その講師のビジネスの収益源や、ビジネスモデルも事前に確認しましょう。
講師のぼったくり高額商材を売った手数料が収益源であったり、そのビジネスモデルを推奨し煽りマーケティングを教える講座である場合、また、コミュニティの中核メンバーがコミュニティ内で商売を展開しているだけの場合など、自身がそのようなビジネスをしたいかどうか、考えてください。
2. コンテンツの内容と価格のバランスが取れているか
情報商材の価格が内容に見合ったものかを慎重に判断する必要があります。
価格の相場:
- 初心者向け: 数千円～1万円程度
- 専門的な内容: 1万円～5万円程度
- 高額商材（10万円以上）は、より慎重な検討が必要
確認方法:
- 提供される情報が無料のブログや動画で得られるものでないかチェック。高額である場合は特に、商材の中身が具体的に知らされないままで買わない方がいい。具体的な内容について必ず確認すること。
- 実際に得られる成果やゴールが具体的に提示されているか確認。
- ただし、ノウハウ系は購入者が手を動かさないことには結果が出ないため、成果・ゴールは絶対ではないという言い分も正しい。ひとつの目安として、大手通信教育の資格講座などの教材ボリューム・サポート体制と、比較することを提案したい。資格講座も、本人が勉強して一定期間講師にきちんとつかないことには意味がない。どんなに良い教材でも、講師がきちんとスキルを備えていたとしても、購入者の一定の協力がないと成果を出せない性質のサービスは存在する。
注意: 「高額だから価値がある」というだけでは、説得力も根拠もないため、騙されないように。
3. 返金保証の有無を確認：クーリングオフの条項を追加
購入後のトラブルを防ぐためには、返金保証があるかどうかを必ず確認してください。
チェックポイント:
- 返金可能な条件が明記されているか。
- 返金された事例はあるか・返金手続きがスムーズかどうか、口コミやレビューで確認。『●● 返金されない』などで検索。
注意点:
- 「返金保証あり」と書かれていても、実際には条件が厳しかったり、返金が難しいケースもあるため、具体的な条件を確認しましょう。
- クーリングオフ制度は適用外とする契約が多いので、必ず確認する。購入前にクーリングオフの条項を契約書に追加させるのも良い方法。
4. 実際に購入した人のレビューを参考にする
他の購入者のレビューや体験談は、情報商材の内容や信頼性を知る手がかりになります。
確認方法:
- 信頼できる口コミサイト: 独立したレビューサイトやSNSで情報を探しましょう。例えば、『●●（商材や販売者の名前） 口コミ 詐欺』といったキーワードで、ピンポイントにネガティブな情報を探すことも必要です。
- 極端な意見に注意: 過剰にポジティブまたはネガティブなレビューはステマや悪意のある投稿の可能性があるため、バランスよく判断しましょう。
例：
「人生が変わった」という漠然とした評価ではなく、「〇〇を学べて収入が〇〇円増えた」といった具体的な体験談が信頼できます。
5. 衝動買いを避け、冷静に判断する
販売者が提示する期間限定オファーや特典に惑わされないことが重要です。
心理的な注意点:
- 限定感: 「今だけ」「先着〇名様」といった煽りに対し、一度冷静になりましょう。
- 自己責任論の利用: 販売者に「行動するかしないかはあなた次第」といったような、責任転嫁されかねない言動が見られる場合、慎重に検討してください。高額商材の場合、特に注意が必要です。
おすすめの行動:
- 一晩考える時間を設ける。
- 購入を迷った場合は、信頼できる友人や家族に相談する。
まとめ：高額情報商材詐欺に騙されないために
情報商材を購入する前に、販売者の信頼性や内容、価格、返金保証、そして購入者の体験談をしっかり確認することが大切です。また、衝動買いを避け、冷静に判断することで、後悔のない選択ができます。本記事のポイントを参考に、慎重に検討してください。
